esa.io から GROWI への移行してみた
概要
2019年8月中旬に GROWI.cloud が公開され、ライトプランを契約していましたが、今までずっと放置していました。
そして本日、ようやく設定をし始めました。
いままで個人的な情報は esa.io で管理していました。
GROWI.cloud は、esa.io や Qiita:team などのユーザーごとの課金とは異なり、プランを選択して課金します。
プランに応じた上限人数まで同一料金で利用できます。
また、ライトプランの場合、1人で利用したとしてもユーザーあたりに換算した料金は他のサービスと比較しても安いです。
GROWI.cloud は esa.io や Qiita:team から直接インポートできる便利な機能があります。
今回、このインポート機能を利用して esa.io から GROWI.cloud へ移行しました。
インポート機能を利用する際、ハマった所があったため、備忘録としてまとめます。
esa.io から GROWI への移行
1. esa.io の設定
GROWI から esa.io の記事を取得できるように、 esa.io で Personal access token を作成します。
SETTINGS > Applications にある Personal access tokens 右の Generate new token ボタンをクリックします。
下記を設定して Save ボタンをクリックします。
- Token description: 何でもよいので目的がわかる名前をつけます。 例) GROWI
- Select scopes: Readにのみチェックします。
アクセストークンが生成されるので、コピーします。
画面リロードなどをすると、生成されたアクセストークンは確認することができなくなります。
確認できなくなった場合は、一度アクセストークンを削除し、もう一度生成してください。
2. GROWI の設定
管理 > データインポート を開きます。
下記を設定します。
ここで少々ハマりポイントです。
値を設定後に 接続テスト ボタンをクリックしたくなりますが、先に 更新 ボタンをクリックして設定を保存します。
更新 ボタンをクリックせずに 接続テスト ボタンをクリックすると下記のエラーが表示されます。
更新 ボタンで設定を保存後に、 接続テスト ボタンをクリックし、下記のように表示されれば esa.io との接続が成功です。
3. インポート
インポート ボタンをクリックします。
インポートできなかった記事は下記のようにエラーが表示されます。
それらの記事は手動で GROWI に記事を作成して移行します。
GROWI トップページを開くと、 Contents に esa.io からインポートされた記事が表示されています。
インポート機能の注意点
esa.io からインポートされた記事内に含まれる画像などのURLは、 https://img.esa.io/uploads/production/attachments/xxxxxx/xxxx.jpg
のように img.esa.io のままになっています。バージョン 3.5.12 時点では、インポート時のファイルのURLの変換機能は提供されていません。画像などのファイルは手動で GROWI にアップロードし直す必要があります。
そもそも GROWI で画像などのファイルをアップロードするためには、自前でAWSアカウントを発行し、 GROWI に設定する必要があります。 GROWI は画像などのファイルを、自前で用意したAWSアカウントのS3バケットに保存します。
AWS設定方法は下記で説明しています。
www.zuglab.tech
GROWI の情報について
GROWI.cloud は、OSSである GROWI.org を手軽に利用できるようにしたクラウドサービスです。
しかし、公開されて間もないため「インポート機能」、「AWS設定」をはじめ、ドキュメントが不足しています。
設定につまづいた際は、Slack ワークスペースがあるので、ここに質問するとすぐにサポートが受けられます。
参考